ニューロフィードバック(NFB)

ADHD向け治療としての ニューロフィードバックが利用されています、下記にそれに関する文献をご紹介いたします。これらは ダウンロードが可能です。

ADHDにおけるニューロフィードバック関するこの最初のメタ分析は、ADHDでの不注意や衝動性の領域に大きな効果を示しています。 このメタ分析に含まれる殆どの研究は シータ/ベータ(TBR) 又は緩変動電位 (SCP) ニューロフィードバックといったNeuroconn社のTheraPraxに組み込まれている“標準” ニューロフィードバック プロトコルで利用可能です。

下記のレビューは、2009年からの刊行された研究を含め上記 メタ分析の更新です。更に、このレビューは ニューロフィードバックの評価状況をより良く説明するものになります、又 幾つかのニューロフィードバック アプローチの違いと方法論の問題を討議しています。

下記の文献は、“個人用”ニューロフィードバック アプローチの結果を示します – QEEGによる ニューロフィードバックとも呼ばれます – それは ニューロケア クリニック / ブレインクリニックスで使用されているものです。この文献は この研究と独立したグループによる初期の研究の両方における中で、 ニューロフィードバック治療がどのよう個人利用しているかを要約し、臨床効果を倍増させる潜在性があります。

下記は 幾つかの独立した マイルストーン研究で、それは独立した研究グループによって実施され、ADHDの治療における SCPとTBR フィードバックの有用性を示すものです。

ADHCにおける SCPニューロフィードバックを示した最初の研究:

ADHDにおける SCPニューロフィードバックに関する 2番目の独立した比較研究:

子供ADHDにおけるSCP ニューロフィードバック研究からの2年間のフォローアップ結果は、臨床効果がフォローアップの後も維持さることを示しています:

注意訓練から構成される準アクティブ 統制群との比較で、最初の大規模な多施設 無作為化 比較試験は ADHDにおける SCP 及びTBRニューロフィードバックの有用性を示しています:

上記のゲベンスレーベンら (2009) 研究からの6ヶ月のフォローアップ データは臨床効果が6ヶ月のフォローアップの後も維持されることを示しています:

米国からのTBR ニューロフィードバックを用いた 他の多施設での無作為化 比較研究の臨床結果では、フォローアップ後も臨床効果が持続しています:

ADHDのある成人における SCPニューロフィードバックに関する 比較研究からの最初の結果:

ADHDのある子供におけるSCP ニューロフィードバックに関する 今日までの(TheraPraxを用いた)  最大の多施設 研究のデザイン: 学会報告に基づき、臨床結果は肯定的で、公表の過程にあります:

ニューロフィードバックと精神刺激薬による 治療の比較:

ニューロフィードバックとメチルフェニデートを比較した2つの独立した RCT (ランダム化比較試験)で、ニューロフィードバックはメチルフェニデートと比較して同程度の有用性を示しています。

ADHD におけるニューロフィードバック有用性の更なるレビュー

ゲベンスレーベンと同僚による ADHDにおけるニューロフィードバック有用性に関するレビュー(2012):

メイヤー、ウィコッフ & ストゥレールのADHDにおけるSCPニューロフィードバックに関するレビュー:

欧州ADHD-ガイドライングループによるADHDにおけるニューロフィードバックに関する批評的なレビュー 及び メタ分析。このレビューは改善の為の より客観的指標として 主に教師の評価に頼っています。

全ての研究を考慮して – 効果の無いものと知られている幾つかのアプローチを含め – 教師の評価に基づき 有意な効果は認められませんでした。 しかしながら、メタ解析をアーンス、ハインリッヒ & ストゥレール (2014)によって提案された “標準ニューロフィードバック”に限定すると、両親と教師の両方の評価症状に対する 臨床効果は有意であることが判明しました、更にニューロケア グループが SCP、TBR及びSMR ニューロフィードバックといった良く研究されたニューロフィードバックの提唱に焦点をあてることを支持するものです。

NeuroPraxを用いた日本でのNFB研究

パーキンソン病患者でのNFB研究

京都大学神経内科ではパーキンソン病患者にSCP(Slow Cortical Potential)によるNFBトレーニングを行い、良好なNFB結果を得た被験者は第一回目より2回目でBP(運動準備電位)の初期成分が大きくなった。これは正常群と患者群で同じ傾向であった。

NFBによるSCPの陰性化訓練は早期BP成分に関係する錐体細胞の興奮性電場電位を増加させる可能性がある。

SCPによるNFBはパーキンソン病患者や高齢者におけるBP電位を高めることができた。

  • Tomoyuki Fumuro1, Masao Matsuhashi2, Takahiro Mitsueda1, Morito Inouchi1, Takefumi Hitomi1, Tomokazu Nakagawa1, Riki Matsumoto1, Jun Kawamata1, Haruhisa Inoue1, Tatsuya Mima1, Ryosuke Takahashi1, Akio Ikeda1, 1:Department of Neurology, Kyoto University Graduate School of Medicine. 2:Human Brain Research Center, Kyoto University Graduate School of Medicine,Bereitschaftspotential augmentation by neuro-feedback training in Parkinson’s disease,Clin Neurophysiol.2013 Jul;124(7):1398-405. doi: 10.1016/j.clinph.2013.01.026. Epub 2013 Apr 12

ADHD児童を対象にしたNFB研究

国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の知的障害研究チームでは、ADHD児10名を対象にNFB訓練を行い、訓練の評価としてモグラーズ課題実行中のCNVを計測しました。その結果、注意持続に関連するCNV振幅が訓練後に有意に上昇していることが明らかになりました。しかし、日本のADHD評価尺度では有意な行動改善は観察されませんでした。この結果、NFB訓練によって生理学的指標の改善をもたらす可能性があることから、行動変化に影響を及ぼすためにはより多くのNFB訓練を行う必要が示唆されました。

  • Junichi Takahashi, Akira Yasumura, Eiji Nakagawa and Masumi Inagaki Department of Developmental Disorders, National Institute of Mental Health, National Center of Neurology and Psychiatry, Tokyo,Japan. Changes in negative and positive EEG shifts during slow cortical potential training in children with attention-deficit/hyperactivity disorder: A preliminary investigation, Neuroreport 25(8):618-624 · May 2014