ディオファントスの墓碑銘
代数学の研究者であった「ディオファントス」
彼のお墓に刻まれていた文章があります。
本来なら 享年〇〇歳 と刻むべき場所に刻まれていた言葉とは
一生の6分の1は 少年で
12分の1ののち ひげがのび
7分の1たってから 結婚した
5年たって 息子が生まれたが
息子は彼の半分しか 生きられず
息子が死んで 4年たち
彼はその一生を 終えました
はい、ディオファントスは何歳で亡くなったでしょうか。
実はこれ簡単な一次方程式で解けるそうです。
彼の人生 x 年を全て分割できたので、
x + x + x + 5 + x + 4 = x となり、
この方程式を解くと x =84 となり、
彼は84歳でこの世を去ったとわかります。
わかりましたか? わからないですよね。ではもっと簡単に。
この問題では彼の人生を「6分の1」や「12分の1」、「7分の1」しています。
このことから答えの数字は6、12、7で割り切れる数だと推測できます。
ですので、答えは6、12、7の公倍数、つまり84の倍数になります。
数学って面白いですね。
記・三代川
2024年6月18日