リーダーを目指す人の心得
コリン・パウエル元国務長官が亡くなったそうです。
この方は米軍制服組トップの統合参謀本部議長に就任、
湾岸戦争などの指揮を執った方で
『リーダーを目指す人の心得』という著書があります。
その著書の中に忘れられない話があります。
【「ありがとう」と言わない人は”必ず失う”】
コリン・パウエルが国務長官だった時、駐車場に降りてみたそうです。
キーを預かった係員たちが、隙間がないほどきっちり縦に並べて駐車する
その作業について駐車場の係員に尋ねました。
「毎朝、車が次々に到着するとき、最初に出られる位置にどの車を停めるのか、
2番目、3番目にどの車を停めるのか、どうやって決めるの?」
その答えは
「車の窓をあけて笑いかけたり挨拶をしてくれる人は
最初に出られるところに停めます。
前を見たままで係員が何かをしてあげていると気づきもしない人、
係員がいることに気づいてくれないような人とかは最後に回されます」
その後コリン・パウエルは幹部に対し
「この建物で働く人に対し、敬意や思いやり、優しい一言をもって接しよう。
どの職員も欠くことのできない人だ。」
と話したそうです。 そしてこう述べています。
「組織が成功するとき、その仕事にくだらないものなどない。
ただ、これほどわかりやすく、
簡単に実行できる原理を理解できないリーダーが多すぎるだけだ。」
記・三代川
2021年11月15日