根も葉もない話
ラフレシア という花があります。
東南アジア島嶼部とマレー半島に分布される、世界一大きな花として知られています。
花は 肉が腐ったような腐敗臭でとても臭い。
その臭い匂いでハエ類を引き寄せ受粉します。
この花はちょっと他の植物とは違っています。
なにしろ植物なのに 根も葉もない んです。
光合成もしません(葉が無いから当然と言えば当然)
ラフレシアは「寄生植物」だからです。
完全寄生性で寄生に特化して進化した種です。
ラフレシアの個体が宿主植物の細胞内に糸状の組織を発達させていて、
寄生先の植物の細胞と密接に結合し、
そこから水分や栄養素を直接吸収するということまでわかっています。
いつか生で見てみたい、嗅いでみたいですね。
記・三代川
2024年10月22日