すずめの盗蜜
桜の木の下に 花が丸ごと落ちていたら、、、
上を見上げてください。
きっとすずめが桜の花びらをちぎっています。
これはすずめの「盗蜜」といいまして
桜の花の根元からちぎって 花の蜜を舐める行動です。
桜にとってはいい迷惑だと思いますが、
代表的なソメイヨシノは接ぎ木などで増える品種であり
ソメイヨシノ同士で受粉しても、芽が出る種子は作られないため
すずめがいくら花をちぎってしまったところで、
ソメイヨシノの増殖には関係がありません。
また、花が咲いている期間にすずめがちぎる花の量は
「1本の樹あたりせいぜい十数花」らしく、
桜の木には、数万から10万以上の花がつくと推測されるので、
盗蜜が見た目の良し悪しに影響するとも考えにくいそうです。
そしてなんと すずめの盗蜜 は、50年前には見られなかった行動で
この数十年でいっきにすずめの間で広がりました。
桜の美味しさをしったすずめの口コミでしょうか??
記・三代川
2024年4月9日